犬猫豆知識予備校~♪

犬や猫の飼い主さん!日頃の飼い方で悩んでいませんか?このブログではペットショップで働いた経験のある管理人が色々な豆知識を披露します。

愛犬チワワ 初めての手術!

我が家の愛犬チワワ君が 5歳くらいの時のことです。
とても元気で 毎日家の中を駆け回っていました。リビングのソファーや寝室のベッドにも まるで助走をつけているかのように全速力で走って飛び乗ったりしていました。
本当は チワワのような小型犬は華奢な体ですので フローリングの床で滑ったり 高いところに飛び乗ったり飛び降りたりするのは とても危険なのですが 元気一杯の仔ですので 「僕ってすごいでしょ!」とでも自慢するかのように 得意げに走りまわることがよくありました。
そんな毎日を過ごしていたある日 いつものように走りまわっていた時 急に「キャン!」と声を上げてうずくまってしまったのです。私が驚いて抱き上げようとしても 余計に「キャン!」と吼えて震えているばかりでした。
これは大変なことになったと思い かかり付けの動物病院へ連れて行きました。
その時に診断された病名は 「膝蓋骨脱(しつがいこつだっきゅう)」」というものでした。これは膝のお皿の部分である「膝蓋骨」という骨が太ももの骨から外れてしまうものだそうです。チワワのような小型犬に多く 軽度の場合は自然に治ったりするそうですが うちの仔の場合は完全に脱臼してしまっているため 手術という選択しかありませんでした。
私がもっと注意してあげていればと後悔ばかりこみ上げてきて 愛犬には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その日の内に手術となり 一週間くらいは入院が必要ということになりました。
夕方に病院へ行ってみると 手術も無事にすみ安心して私は家に帰ったのですが 次の日にまた行ってみると「手術の結果は 順調に良くなっていますが まったくご飯を食べてくれなくて・・・いろいろ手をつくして上げたりしているんだけど。それにオシッコも漏れてしまうまでしようとしないんですよ。」と獣医さんが困り果てていました。
確かに うちのチワワ君は人見知りが激しくて 私がどうても外出しなくてはならない時に 一日ペットホテルに預けた時も 同様に言われたことがありました。
でも まだ手術したばかりで経過観察をしなくてはならず 取りあえずその日は入院させて帰りました。
次の日また病院に行ってみると 「やっぱり食べないし おしっこもウンチもしてくれません。」と言われ こういう状態で入院していてはかえって良くないという事で とうとうその日に家に連れて帰ることになってしまいました。
まだ足にはぐるぐる巻きに包帯をしているのですが 家に帰ってケージに入れると 急に元気になり いつものドッグフードと茹でたささみをあっと言う間に食べてしまい その挙句の果てには 立派なウンチとおしっこまでしてくれたのです。
先生もお手上げしてしまった超内弁慶な愛犬ですが これからも元気にずっと一緒に暮らせるように 私ももっと気をつけてあげなくてはと おおいに反省した出来事でした。

膝蓋骨脱臼は飼育環境やだっこの仕方など飼い主さんの配慮がとても大切だそうです。

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カーペットやラグマットなどで滑り難くしたり、なるべく2本脚で立たせないなどなど。あとは食事も重要のようですね。

早速私もフローリングにタイル型のマットを敷きました。

今後は愛犬が元気にすごせるよう、私もしっかりとしていきたいと思います。

愛猫が急につれなくなってしまった時の原因と対処法

猫を飼っている皆さんは、昨日までまるで自分の子供のようになついていた可愛い猫ちゃんが、突然、プイっと横を向いてしまったり、つれない態度になってしまった、、という経験はありませんか?

もともと気まぐれなところがある猫ちゃん、、猫好きにとっては、それも大きな魅力のひとつではあります。が、大好きな猫ちゃんが、突然そっぽを向いて、冷たい態度になってしまうのは、悲しいですよね。

今回は、その原因について、考えてみました。

 

■愛猫が突然つれなくなる理由とは?

猫好きな人ならよく知っていると思いますが、猫って、人間が思う以上にとても繊細で、感情も豊かです。

特に、猫が、犬など他の動物と大きく違うのは、「やきもち焼き」という点だと思います。これは、多くの飼い主が実感していると思います。

猫が、突然なついていた飼い主につれなくなる理由の多くは、この「やきもち」にあると言ってもいいかもしれません。

例えば、うちで飼っていた猫は、ある日突然、家出をしてしまいました。
父に一番なついていた猫、、。しかし、どういうわけか、その日は呼んでも戻って来ず、、。

必死で探す飼い主にも知らんぷり。無理に連れ帰ろうとすると、手を思いきりひっかかれて怪我をしてしまいました。

 

■猫が家出した本当の原因

これにはさすがに怒った父。「戻って来たくないなら来なくていい!」猫を怒鳴り付けてしまいました。

すると猫ちゃん、その気持ちを察したのか、本当にいなくなってしまいました。
今度はどこを探しても見つからない。本当に戻って来なくなってしまったのです。

それから数日後、うちの父が聞いた話です。猫の本当の家出の理由とは、、それは、小さな子供がうちにいることだったのです。

最近生まれて同居しはじめた私の赤ちゃん。父は、初孫にメロメロでしたから、やきもち焼きの猫が、これを気にしないはずがありません。

猫というのは、もともと子供が苦手です。子供は、猫が予測不可能な動きをよくしますし、高い声で叫んだりもします。

猫はもともと自分のテリトリーを重視する動物ですから、自分のペースを乱される子供には耐えられません。高い声も嫌いです。

それに加え、大好きな飼い主の愛情を取られてしまったと言ったら、、もう居場所がないと感じてしまったのかもしれませんね。

 

■やきもちやきな猫ちゃんへの対策

猫が子供が苦手で、やきもち焼きということはわかりましたが、では、どう接したらよいのでしょう?

可愛がっていた猫につれない態度をされると、愛情が深い分、許せなくなったり、寂しくなることがあるかもしれません。

でも、決して猫を責めないようにしてください。猫ちゃんにも、ちゃんと理由があってそういう態度になっているのです。

子供が猫に近づいてしまった時、つい、猫ばかりを叱ってしまうと思います。
子供を猫がひっかいたりしないか心配するあまり、猫を邪険に扱ってしまうこともあるかもしれません。

できれば、そんな時は、さりげなく子供を猫ちゃんから離すようにしてあげてください。

おもちゃで気を引くとか、テレビをかけるとか、お外に連れ出すでもいいですし、、。
そうすることで、猫を叱ることなく、一人にしてあげることができると思います。

また、実は寂しい思いをしている猫ちゃん、、今まで以上にかわいがってあげることも忘れないでくださいね。

 

■まとめ

猫は、人間が思う以上に繊細で、やきもち焼きな動物です。そして、一人の時間を大切にしている自由な生き物です。

飼い主さんは、そんな猫ちゃんの複雑な感情を察してあげて、優しく接することを心がけてみてくださいね。
そうすることで、愛猫のつれない態度や家出を回避することができると思います。

猫の健康維持にツボマッサージ

マッサージをしてもらうと気持ちがいいものですよね。猫も同様で、マッサージをしてあげることで体調を整えたり、リラックスしたりする効果が期待できます。実は、猫にも人間とほぼ同じ位置にツボが存在しているのです。東洋医学の考え方「気・血・水」の要素を司るツボを刺激して、愛猫の健康維持を目指しましょう。どんなツボがあるのか、実際にどこをどのようにマッサージすればよいのか、具体的にお話していきたいと思います。

 

1.「気」を司る「気海」
「気海」は、おへそから人間の指1本分くらい下の位置に存在しています。気が多く集まっているといわれるツボです。ここを刺激することで、エネルギーが整い、元気がでる効果が期待できます。人差し指と中指の2本で、やさしく円を描くように擦ってあげましょう。最初は時計回り、数回したら今度は反時計回りで行います。お腹は敏感な部分です。触られるのを嫌がる猫もいます。無理にしようとせず、猫が嫌がったらすぐにやめましょう。

 

2.「血」を司る「血海」
「血海」は、膝の内側に存在しています。血が多く集まっているといわれるツボです。ここを刺激することで、全身の血の巡りがよくなり、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。猫が伏せているときの状態で、親指と人差し指で上から膝を挟むようにつまんでゆっくり揉みましょう。ツボを意識しながら、猫の呼吸に合わせて行うとよいでしょう。片方が終ったらもう片方も同じように揉んであげます。

 

3.「水」を司る「湧泉」
「湧泉」は、足底球という後ろ足の一番おおきな肉球にあります。元気が泉のように湧き上がるツボといわれています。ここを刺激することで、老化防止や腎臓のトラブル防止の効果が期待できます。親指の先で肉球の付け根を足先に向かってゆっくり押し上げます。片足が終ったらもう片足も同じように行います。

いかがでしたでしょう。猫にもツボがあるというのは意外だったのではないでしょうか。ツボをマッサージすることで猫が健康になれるのであれば、ぜひ実践したいものですが、くれぐれも力加減には十分に気をつけてくださいね。強く刺激しすぎると「痛い」と感じるのは猫も同様です。無理強いはせず、猫の様子を見ながらやさしく行ってください。また、猫が緊張しているときは触るのは一苦労です。寝ているときや、まったりしているときを狙いましょう。マッサージは、猫がリラックスしているときがベストです。

スポンジシャンプーのすすめ

猫をシャンプーするのって大変じゃないですか?我が家の猫のシャンプーも覚悟を決めて行う大仕事です。歴代の猫たちも皆シャンプー嫌いでした。暴れて洗わせてくれない。しっかり乾かしたいのにタオルドライさせてくれない。ドライヤーの音を聞いただけで大暴れして逃げていく。いつもこんな感じでしたが、あるシャンプー方法を行うようになってからは、それ程嫌がらなくなったのです。今日はそのとっておきのシャンプー方法をご紹介したいと思います。

 

1.猫がシャンプーを嫌がる理由は?
シャンプーをスムーズに行う為には、猫が嫌がることを知っておく必要があります。元来水が苦手な動物なのですが、次の3つの要素がシャンプー嫌いにさせているようです。
・シャワーの音と水圧
・顔が濡れること
・ドライヤーの音
これらを解消できれば猫も暴れずにシャンプーをさせてくれるはずです。

 

2.シャワー代わりにスポンジ
猫の体を濡らすときは、シャワーの代わりにお湯を含ませたスポンジを使います。スポンジは大きめサイズが○。しっかりお湯を含ませたスポンジを猫の体に付けてお湯を絞ります。音もしません。水圧もありません。お湯が飛び散って顔が濡れることもありません。背中、首周り、胸元、お尻周りなどをしっかりと濡らしてシャンプーします。シャンプーしてきれいになったら今度はすすぎ。このときもスポンジを使います。すすぎ残しのないようにしっかりとお湯を流します。

 

3.拭くときはスポンジタオル
スポンジタオルは吸水力に優れているため、さっと包み込むだけで水分を吸収します。体全体を包み込めるくらいの大判サイズがおすすめ。気温が高めの時期であれば、あとは自然乾燥だけでも大丈夫。ドライヤー要らずです。長毛種の猫の場合、自然乾燥だけでは雑菌が繁殖する恐れがあるためドライヤーを使います。その場合、猫の前方からあてると怖がってしまいますので、後方からあてるとよいでしょう。体に近づけすぎないことも大切です。

スポンジシャンプー、いかがでしたか?我が家の猫は、この方法でシャンプーするようになってからは、前ほど嫌がらなくなりました。猫はきれい好きです。自分で毛づくろいをして体を清潔に保っています。特に室内飼い猫は、そうそう汚れることもなく、シャンプーする必要はないように思いますが、皮脂などにより、皮膚や被毛は案外汚れているのです。また、換毛期には抜けた毛がからまって毛並みを損なうこともあります。度々する必要はありませんが、換毛期に一度シャンプーするだけでも猫の健康維持に役立ちます。猫が嫌がりにくいスポンジシャンプーで清潔に保ってあげたいものです。

猫の夏バテ対策

私たち人間は夏バテになってしまいます。食欲がなくなったり、身体がだるくなったりと、いろいろな不調が現れてきます。猫はどうなのでしょう。夏バテって猫にもあるのでしょうか。実は猫にも夏バテが存在します。今回は、猫の夏バテについて考え、愛猫を夏バテから守るための対策をお話していきたいと思います。

 

1.猫の夏バテの主な症状
猫に次のような症状が現れたら、夏バテのサインです。
・飲水量の低下
・食欲の低下
・排泄の乱れ
・体力の低下
人間にも当てはまることばかりですね。人間は、「夏バテかな?」と自覚し、自分で気をつけたり対策をとったりできますが、猫にはそれができません。私たち人間が、猫の夏バテのサインを見逃さないように注意深く見守り、もしそのサインを見つけたら早急に対策をとってあげなくてはなりません。気がつかないで放っておくと、重大な病気に陥ってしまうことも。それでは具体的に症状別の対策をお話いたします

 

2.飲水量の低下に対する対策
猫は積極的に水を飲もうとしません。水飲み場を1ヵ所だけではなく、複数ヵ所に作ってあげましょう。猫の生活圏内に何ヶ所かあれば、飲んでくれる回数も増えるでしょう。また、猫は嗜好性の強い動物です。飲み水を入れる容器にも好き嫌いがでることも。いろいろな素材、色、大きさで試して、猫のお気に入りの容器を見つけてみましょう。

 

3.食欲の低下に対する対策
普段与えているフードをあまり食べなくなったら、ニオイで食欲を刺激してみましょう。猫は肉食動物です。お肉のニオイにはとても敏感です。鶏肉などを茹でた茹で汁をフードに振りかけてみましょう。お肉のニオイに釣られて食べてくれるかもしれません。また、ウエットフードは、温めることでさらにニオイがたちやすくなります。人肌くらいに温めて与えてみてください。ニオイにそそられて食いつきがよくなるでしょう。

 

4.排泄の乱れに対する対策
何といってもトイレを清潔に保つことが一番重要です。猫はとてもきれい好きな動物です。せっかくトイレに行っても、汚れていると我慢してしまうこともあります。夏場は特に雑菌が繁殖しやすい時期、放置するとニオイがひどくなり猫は嫌がります。トイレの度にこまめに掃除してあげましょう。さらに、1つのトイレが汚れていても他のトイレが使えるように、複数設置してあげるのが理想です。猫の匹数+1が◎。

 

5.体力の低下に対する対策
運動不足は体力の低下やストレスの原因になります。日頃から猫がのびのびと遊べ、運動できる環境を整えてあげることが大切です。そして猫としっかり遊んであげましょう。猫は本来狩りをする動物、野生時代は木に登って鳥を狩りしていたこともあり、上下運動することで欲求が満たされる傾向があます。猫じゃらしなどを使って低い位置から高いところにジャンプさせる遊びは効果的です。

猫の夏バテの症状、それぞれの症状に対する対策をお話してきましたが、参考になりましたでしょうか?当たり前なのですが、猫は自分で不調を訴えることができません。ですから私たち人間が、猫の様子を注意深く見守り、不調のサインを察知してあげなければなりません。そのサインに早く気が付くためには、日頃から愛猫をよく観察しておきましょう。飲み水の量、食事の量、トイレの回数、排便量など、普段の状態をよく把握しておけば、変化を敏感に察知することができます。夏バテになってしまう前に、私たちで予防してあげましょう。

猫の食事には、気を遣いすぎるということはない

ねこまんまの時代

猫が食べるものって、昔と今はずいぶん違います。昔からあるねこまんまと呼ばれるものは実は猫にふさわしくない食べ物。まず米飯。これ、元来肉食の猫には胃に負担がかかります。そして、人間が食べるのと全く同じ塩分のかつおぶし。これは、腎臓がフル稼働している猫にとって腎臓病のもと。実は、リアルねこまんまにはほど遠いものだったのです。

 

●ドライフードとウェットフードの役割

ドライフードとウェットフード。どちらか一方だけあげる人もいますが、できたら両方をバランスよく食べさせましょう。ドライだけだと、水分が不足します。尿道結石ができやすくなります。そしてやはり、ベースが穀物なので、これオンリーだと消化器官に負担がかかります。
ウェットだけというのは、元来肉食だからいいように思えますが、必要な栄養分が不足します。ドライフードには猫に体に必要でも体内で合成できない栄養素がいろいろ入っています。
どうしても、家にあまりいられないから置いたままにしておけるドライフードがいい、という場合は水分の不足に気をつけ、ウェットでないとどうしても食べないという場合は主食になるだけの栄養素が入っているものを選びましょう。

 

●好き嫌いしたら

猫は好き嫌いする生き物です。もしかしたら、人間の子供以上かも。これしか食べない、という頑固さと飽きっぽさを併せ持つ最強の好き嫌いキング(クイーン)といえます。大好きなはずのフードを残した時に、病気かもしれないとおろおろする人もいると思いますが、獣医に行く前にチェックするポイントがあります。飽きただけかもしれないということ。
それから、特に夏場などにあるのですが、お皿に前のフードの残りかすがあって、腐敗臭がする、あるいは小さな虫がいる、などの原因も考えられます。猫の嗅覚は非常に優れています。残念ながら、味覚はそれほど優れていません。フードのおいしさも鮮度もニオイで判別しています。
冬場は冷蔵庫から直のウェットフードの冷たさが嫌という場合もありますから、小さな容器で10秒以内の短い時間、電子レンジで温めてあげるとよいです。
皿をきれいにして適温にして、フードを変えてみて、それでも食欲がないようなら獣医に相談を。

 

●絶対に与えてはいけないもの。
ネギ、ニラ、玉ねぎ、そしてそれらが溶け込んだ料理も絶対に与えてはだめ。人間には普通の食べ物でも、猫にとっては毒なのです。チョコレート、コーヒーなどの刺激物も厳禁です。大好きな可愛い猫には、可愛いからこそ長く一緒にいるために、興味を示しても人間と同じものは与えない、これが一番大事です。

猫が本当にしてほしいと思っていること

愛猫がいとおしいあまり、私たち飼い主は、「何をしてほしいのだろう」とあれこれ詮索します。お腹がすいているのだろうか、抱っこしてほしいのだろうか、遊んでほしいのだろうか・・・、頭を悩ませることが多いです。猫は、本当はどうしてほしいと思っているのでしょうか?そんな猫の気持ちを代弁したいと思います。

 

1.かまってほしいけど少しでいいよ
猫が甘えてきたけど、少しなでたらすぐにどこかに行ってしまった。こんな「あれ?」と拍子抜けするような経験がないでしょうか?確かに、猫には甘えたい気持ちはあるのですが、満足度タンクが非常に小さいのです。少しなでてもらえば、すぐに満足してしまいます。必要以上にかまうのはNG。かえって猫に嫌がられてしまいます。こうなると飼い主さんの心が折れてしまいます。

 

2.あまり触らないで
猫が甘えてくると、私たち飼い主はウエルカムモード全開になり、抱っこしたい、ベタベタ触りたい、とにかくスキンシップをはかりたくてしかたがありません。しかし、猫が求めているのはスキンシップとは限らないのです。中には触られるのが苦手な猫もいますし、抱っこされるのを危険なことと感じてしまう猫もいます。やさしく名前を呼んであげる、目を見てゆっくりまばたきしてあげる、そんなちょっとしたことでも猫はうれしいと感じ満足するのです。

 

3.今日はしてくれないの?
猫はルーティン(決まった習慣)を好みます。例えば、食後に飼い主さんが気まぐれにおやつを与えたとします。それが猫にとってうれしいことであれば、毎回それをしてほしいと思うようになり、それをしてもらえなかった場合は強いストレスを感じてしまいます。私たちは気まぐれにしたことで覚えていなくても、猫はうれしかったことを覚えていて、またしてほしいと思っているのです。飼い主さんが毎回してあげられないことや、猫に悪影響が及ぶことは習慣づけないほうがよいでしょう。

猫の本当はこうしてほしいと思っていること、少しはおわかりいただけましたでしょうか?猫は私たち飼い主が考えているほど、何かをして欲しいわけではないのです。猫は、本来単独行動をする動物です。基本的には何でも自分で行うことから、飼い主や他の猫に対して何かをしてほしいという発想があまりないのです。ですから、飼い主にとっては少し悲しい話ですが、猫が何をしてほしいのだろうかとあれこれ詮索して頭を悩ませる必要はないのです。