愛猫が急につれなくなってしまった時の原因と対処法
猫を飼っている皆さんは、昨日までまるで自分の子供のようになついていた可愛い猫ちゃんが、突然、プイっと横を向いてしまったり、つれない態度になってしまった、、という経験はありませんか?
もともと気まぐれなところがある猫ちゃん、、猫好きにとっては、それも大きな魅力のひとつではあります。が、大好きな猫ちゃんが、突然そっぽを向いて、冷たい態度になってしまうのは、悲しいですよね。
今回は、その原因について、考えてみました。
■愛猫が突然つれなくなる理由とは?
猫好きな人ならよく知っていると思いますが、猫って、人間が思う以上にとても繊細で、感情も豊かです。
特に、猫が、犬など他の動物と大きく違うのは、「やきもち焼き」という点だと思います。これは、多くの飼い主が実感していると思います。
猫が、突然なついていた飼い主につれなくなる理由の多くは、この「やきもち」にあると言ってもいいかもしれません。
例えば、うちで飼っていた猫は、ある日突然、家出をしてしまいました。
父に一番なついていた猫、、。しかし、どういうわけか、その日は呼んでも戻って来ず、、。
必死で探す飼い主にも知らんぷり。無理に連れ帰ろうとすると、手を思いきりひっかかれて怪我をしてしまいました。
■猫が家出した本当の原因
これにはさすがに怒った父。「戻って来たくないなら来なくていい!」猫を怒鳴り付けてしまいました。
すると猫ちゃん、その気持ちを察したのか、本当にいなくなってしまいました。
今度はどこを探しても見つからない。本当に戻って来なくなってしまったのです。
それから数日後、うちの父が聞いた話です。猫の本当の家出の理由とは、、それは、小さな子供がうちにいることだったのです。
最近生まれて同居しはじめた私の赤ちゃん。父は、初孫にメロメロでしたから、やきもち焼きの猫が、これを気にしないはずがありません。
猫というのは、もともと子供が苦手です。子供は、猫が予測不可能な動きをよくしますし、高い声で叫んだりもします。
猫はもともと自分のテリトリーを重視する動物ですから、自分のペースを乱される子供には耐えられません。高い声も嫌いです。
それに加え、大好きな飼い主の愛情を取られてしまったと言ったら、、もう居場所がないと感じてしまったのかもしれませんね。
■やきもちやきな猫ちゃんへの対策
猫が子供が苦手で、やきもち焼きということはわかりましたが、では、どう接したらよいのでしょう?
可愛がっていた猫につれない態度をされると、愛情が深い分、許せなくなったり、寂しくなることがあるかもしれません。
でも、決して猫を責めないようにしてください。猫ちゃんにも、ちゃんと理由があってそういう態度になっているのです。
子供が猫に近づいてしまった時、つい、猫ばかりを叱ってしまうと思います。
子供を猫がひっかいたりしないか心配するあまり、猫を邪険に扱ってしまうこともあるかもしれません。
できれば、そんな時は、さりげなく子供を猫ちゃんから離すようにしてあげてください。
おもちゃで気を引くとか、テレビをかけるとか、お外に連れ出すでもいいですし、、。
そうすることで、猫を叱ることなく、一人にしてあげることができると思います。
また、実は寂しい思いをしている猫ちゃん、、今まで以上にかわいがってあげることも忘れないでくださいね。
■まとめ
猫は、人間が思う以上に繊細で、やきもち焼きな動物です。そして、一人の時間を大切にしている自由な生き物です。
飼い主さんは、そんな猫ちゃんの複雑な感情を察してあげて、優しく接することを心がけてみてくださいね。
そうすることで、愛猫のつれない態度や家出を回避することができると思います。