犬猫豆知識予備校~♪

犬や猫の飼い主さん!日頃の飼い方で悩んでいませんか?このブログではペットショップで働いた経験のある管理人が色々な豆知識を披露します。

猫の健康維持にツボマッサージ

マッサージをしてもらうと気持ちがいいものですよね。猫も同様で、マッサージをしてあげることで体調を整えたり、リラックスしたりする効果が期待できます。実は、猫にも人間とほぼ同じ位置にツボが存在しているのです。東洋医学の考え方「気・血・水」の要素を司るツボを刺激して、愛猫の健康維持を目指しましょう。どんなツボがあるのか、実際にどこをどのようにマッサージすればよいのか、具体的にお話していきたいと思います。

 

1.「気」を司る「気海」
「気海」は、おへそから人間の指1本分くらい下の位置に存在しています。気が多く集まっているといわれるツボです。ここを刺激することで、エネルギーが整い、元気がでる効果が期待できます。人差し指と中指の2本で、やさしく円を描くように擦ってあげましょう。最初は時計回り、数回したら今度は反時計回りで行います。お腹は敏感な部分です。触られるのを嫌がる猫もいます。無理にしようとせず、猫が嫌がったらすぐにやめましょう。

 

2.「血」を司る「血海」
「血海」は、膝の内側に存在しています。血が多く集まっているといわれるツボです。ここを刺激することで、全身の血の巡りがよくなり、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。猫が伏せているときの状態で、親指と人差し指で上から膝を挟むようにつまんでゆっくり揉みましょう。ツボを意識しながら、猫の呼吸に合わせて行うとよいでしょう。片方が終ったらもう片方も同じように揉んであげます。

 

3.「水」を司る「湧泉」
「湧泉」は、足底球という後ろ足の一番おおきな肉球にあります。元気が泉のように湧き上がるツボといわれています。ここを刺激することで、老化防止や腎臓のトラブル防止の効果が期待できます。親指の先で肉球の付け根を足先に向かってゆっくり押し上げます。片足が終ったらもう片足も同じように行います。

いかがでしたでしょう。猫にもツボがあるというのは意外だったのではないでしょうか。ツボをマッサージすることで猫が健康になれるのであれば、ぜひ実践したいものですが、くれぐれも力加減には十分に気をつけてくださいね。強く刺激しすぎると「痛い」と感じるのは猫も同様です。無理強いはせず、猫の様子を見ながらやさしく行ってください。また、猫が緊張しているときは触るのは一苦労です。寝ているときや、まったりしているときを狙いましょう。マッサージは、猫がリラックスしているときがベストです。