犬猫豆知識予備校~♪

犬や猫の飼い主さん!日頃の飼い方で悩んでいませんか?このブログではペットショップで働いた経験のある管理人が色々な豆知識を披露します。

猫が本当にしてほしいと思っていること

愛猫がいとおしいあまり、私たち飼い主は、「何をしてほしいのだろう」とあれこれ詮索します。お腹がすいているのだろうか、抱っこしてほしいのだろうか、遊んでほしいのだろうか・・・、頭を悩ませることが多いです。猫は、本当はどうしてほしいと思っているのでしょうか?そんな猫の気持ちを代弁したいと思います。

 

1.かまってほしいけど少しでいいよ
猫が甘えてきたけど、少しなでたらすぐにどこかに行ってしまった。こんな「あれ?」と拍子抜けするような経験がないでしょうか?確かに、猫には甘えたい気持ちはあるのですが、満足度タンクが非常に小さいのです。少しなでてもらえば、すぐに満足してしまいます。必要以上にかまうのはNG。かえって猫に嫌がられてしまいます。こうなると飼い主さんの心が折れてしまいます。

 

2.あまり触らないで
猫が甘えてくると、私たち飼い主はウエルカムモード全開になり、抱っこしたい、ベタベタ触りたい、とにかくスキンシップをはかりたくてしかたがありません。しかし、猫が求めているのはスキンシップとは限らないのです。中には触られるのが苦手な猫もいますし、抱っこされるのを危険なことと感じてしまう猫もいます。やさしく名前を呼んであげる、目を見てゆっくりまばたきしてあげる、そんなちょっとしたことでも猫はうれしいと感じ満足するのです。

 

3.今日はしてくれないの?
猫はルーティン(決まった習慣)を好みます。例えば、食後に飼い主さんが気まぐれにおやつを与えたとします。それが猫にとってうれしいことであれば、毎回それをしてほしいと思うようになり、それをしてもらえなかった場合は強いストレスを感じてしまいます。私たちは気まぐれにしたことで覚えていなくても、猫はうれしかったことを覚えていて、またしてほしいと思っているのです。飼い主さんが毎回してあげられないことや、猫に悪影響が及ぶことは習慣づけないほうがよいでしょう。

猫の本当はこうしてほしいと思っていること、少しはおわかりいただけましたでしょうか?猫は私たち飼い主が考えているほど、何かをして欲しいわけではないのです。猫は、本来単独行動をする動物です。基本的には何でも自分で行うことから、飼い主や他の猫に対して何かをしてほしいという発想があまりないのです。ですから、飼い主にとっては少し悲しい話ですが、猫が何をしてほしいのだろうかとあれこれ詮索して頭を悩ませる必要はないのです。