犬猫豆知識予備校~♪

犬や猫の飼い主さん!日頃の飼い方で悩んでいませんか?このブログではペットショップで働いた経験のある管理人が色々な豆知識を披露します。

年老いた猫を飼う上で気をつけてあげたい事

猫は癒しになり人生を共に歩んできたかけがえないのないパートナーです。いつまでも一緒に暮らせていけたらと願う飼い主も多いでしょう。でも、生き物を飼ういじょう老化はつきものです。あれだけ元気だった愛猫も年寄りになっていきます。ここでは老猫との暮らし方で気を付けておきたい事について解説します。


・老猫への配慮
 猫は老化していくにしたがい、筋力も落ちて、歯が抜けたりひげにも白髪が混じってきます。飼い猫の平均的な寿命はおよそは15年くらいです。ですから10歳前後から老猫と思って構いません。眠って過ごす事が多いですから、手もかからなくなったので、そろそろ次の猫を飼うのもいいかな、などとは思わないでください。老猫には遊び盛りの子猫の相手をする体力もないです。もう、若い猫の前では先住権を主張する強さも失っています。ですから老猫にはストレスを与えずに静かな老後を送らせてあげましょう。猫だって気心の知れた家族に囲まれて静かに暮らす事を望んでいる事でしょう。また、人間の場合と同じように四季の変化に対応する事が難しくなっていますから、寒い冬や暑い夏などは十分注意してあげてください。シャンプーも猫にとってはだいぶ体力を消耗する事ですから、若い時と同じような頻度でするのは控えましょう。


・老猫の食事
 行動半径も狭まり、前ほどの運動量が無くなった老猫。生活の変化が乏しくなった老猫にとって食事は楽しみの一つです。ぜひ、専用のメニューを考えてあげるようにしたいですね。歯が無くなってきている老猫でも細かくきざんであるものや、やわらかいものであれば食べれるものは多いです。しかし、注意点としては衰えてきた消化器官への負担を軽くするために、1回あたりの食事量は少なくして、回数を増やして与えるようにしましょう。魚とか肉はできるだけ脂身を取り除くか、水煮にして与えると良いでしょう。鳥のささみや白身魚を使用するのも良いですね。もしも、味付けをするのなら塩分や糖分は控えめにしてあげましょう。また、子猫の時に偏食していた猫ですと、ますます偏った食事をするようになり、好きなものしか食べなくなってしまいます。そのため栄養のバランスを欠いてしまいます。毎日の食事に変化を与えて食べやすいように工夫してあげてください。また、高齢猫用のキャットフードをあげるのも良いでしょう。猫を飼う事のつらさの一つには死期が迫っている愛猫を世話する事でしょう。生き物である以上は死は訪れるものですが、本来の寿命まで生きさせてあげるのが飼い主の愛情でしょう。老猫の事を考えて余生を快適に送るようにしてあげたいですね。