犬猫豆知識予備校~♪

犬や猫の飼い主さん!日頃の飼い方で悩んでいませんか?このブログではペットショップで働いた経験のある管理人が色々な豆知識を披露します。

知れば知るほどもっと不思議な猫の体

●猫の目は怖い?きれい?

猫の目について、きれいという意見と怖いという意見があります。極端な人は「アメリカンショートヘア以外の猫はみんな目が怖くて苦手」とまで言います。賛否は別としても、猫の目は神秘的ですよね。コタツの中からキラキラした目でこちらを見ていると、とても不思議な生物という気がします。
基本的に夜行性ですから、猫の目はかなり暗いところでもものが見えます。人間の1/6の明るさで見えるというのですから、暗いところで捜し物をする時にもし意思の疎通ができたら、それはそれは助かることでしょう。
猫の瞳が細くなっている時は、獲物を見つけた時です。電線などにとまっている鳥を見つけたら爪楊枝並みに細くなります。驚いたときも同じような形になります。
一日のうちの暗さ明るさでも瞳の形は違います。その特質を利用して、豊臣秀吉朝鮮出兵の時、猫を時計代わりに連れて行ったそうです。

 

●猫のひげは絶対に、爪はなるべく切らないで

猫は頭の幅さえあれば通れると言われるほど体の柔らかい動物です。そして、実際の通り抜けに際して全く引っかからずにすぽっと向こう側へ出られるかどうか厳密に測るものさしの役目をするのがひげです。だから、くれぐれも切らないであげてください。引っ張るのももちろんダメです。痛いですから。
痛いから切っちゃダメという点では爪もそうです。血管が爪の中まで伸びているので下手をすると流血事件、そして、もっと悲惨な飼い主大嫌い事件が待っています。
ペットショップの店員さんが切ってくれるという話を聞いたことがありますが、本人(本猫?)は絶対に嫌なはずです。爪は身を守る、どこかに登る、そういうアクティビティに欠かせないもの。できたら切らない方がいいです。爪とぎされたくないものは段ボールで前もって保護しましょう。

 

●セルフグルーミングで全身キレイ

猫は自分の体を舐めます。これはご先祖さまから受け継いた習性です。体を舐めてきれいにして、ニオイをさせないことで敵から身を隠したり、待ち伏せして狩りをしたりしてきたわけです。だから、イイ子ね、お腹に毛玉ができるからやめようね、と噛んで含めるように言い聞かせても無駄です。ブラッシングを習慣づけ(長毛種なら一週間に二回、短毛種なら一回)、換毛期にはこまめにスリッカーブラシをかけて抜け毛を取り除いてあげましょう。
きれいにしてあげたくてお風呂に入れようとしたら、すごい抵抗にあったり逃げられたりしてあきらめたという話も聞きます。
これも、毛が濡れたままだと体温が下がって命に係わると、遺伝子のどこかに警告文が書いてあるのでしかたないのです。上から水をざばっとぶっかけたりぜす、自分も水浸しになるつもりでちゃぷちゃぷ気長にやると、けっこううまくいきますよ。